黒にんにく*FAQs
黒にんにくについて、まとめてみました。
黒にんにくとは・・・
黒にんにくは、高温・高湿という環境のもとで、約1ヶ月間熟成させることによって作られます。
黒にんにくは長時間熟成されることによって徐々に黒くなり、一部の成分が変化して真っ黒になって糖度が増し、まるでドライフルーツのような食感になり、にんにく特有の刺激臭はなくなります。
熟成させることによって臭いの原因となる揮発性のイオウ化合物が減るため、食べた後に吐息とともに体内から臭ってくるニンニク特有の不快臭が全く無いことが大きな特徴です。また、ポリフェノール類の含量が増えるため、生ニンニクには存在しないS-アリルシステインという水溶性含硫アミノ酸が生成され、抗酸化力が原料となる生ニンニクに比べて著明に上昇し、がん予防、コレステロール低下、動脈硬化改善、心疾患予防などの効果が生ニンニクよりも増強することが明らかになっています。
黒にんにくは、抗酸化力は通常のにんにくより約10倍も高まり、がん予防効果のある「S-アリルシステイン」、「ポリフェノール」、「アミノ酸」などの成分も数倍から数十倍にまで増加することも確認されています。その他、タンパク質や糖質、ビタミンやミネラルなどをはじめ含硫アミノ酸の「シクロアリイン」、強力な殺菌力があり、元気の源になる「アリシン」、滋養強壮剤成分の「スコルニジン」など、多くの有効成分が含まれています。
黒にんにくは、健康食品やサプリメントとして多数販売されており、健康への効能や効果が持たれています。
黒にんにくは、にんにくを熟成発酵したことにより一部の作用が強まるとされています。
デザイナーフーズ計画
1990年にアメリカ国立ガン研究所(NCI)が中心となって、新しい栄養療法の研究を行いました。『デザイナーフーズ計画』というもので、健康を維持している人の食生活などを調査し、さまざまな食品成分の摂取によって、体にどのような機能が果たされるかを科学的に解明する国家的なプロジェクトです。
その疫学調査や研究の結果、下記のピラミッド図が作られました。上位に記載されている食品ほど、健康維持への重要性が高いと考えられます。
日本でも、同様に研究が進んでいますが、ヨーロッパで最も心臓の病気の患者の比率が高いフィンランドでは、公的機関が予防のために「運動」、「体重管理」、「脂肪の最適な摂取」、「喫煙のコントロール」とともに「ベネコル」 などのデザイナーフーズを薦めています。
127種類の野菜・果物のうち「にんにく」は最も予防栄養価の高い食品としてトップに挙げられました。
この最高ランクに位置付けられた「にんにく」を更にパワーアップさせたものが黒にんにくです。
デザイナーフーズ計画