海老しんじょう(お吸い物)
2017年3月の会席料理レシピ
旬の食材を使った、すぐ役立つにんにくの簡単レシピを掲載。
海老しんじょう(お吸い物)
お吸い物は、母の得意料理。
母のお吸い物は、めんたい(正式には「ヨロイイタチウオ」)に小麦粉、卵の黄身をつけて茹で、お吸い物の具にします。
でも、ここ福岡ではめんたい(正式には「ヨロイイタチウオ」)が手に入らないので、違う白身にはしないで、海老しんじょうにしました。
もちろん、海老しんじょうのなかに揚げにんにくを入れています。
にんにくは揚げたときには、ニオイがその辺漂っていますが、冷めるとニオイはなくなり、食べても「これはニンニク」ってこともありません。「入ってたの?」って感じです。
知らない間に食べて、元気になるのですから、こんないいことはありません!!
材 料
< 海老しんじょう>
海老 ・ 200g
塩 ・ ひとつまみ
料理酒 ・ 適量
白身のすり身 ・ 100g
あげにんにく ・ 8粒
塩 ・ ふたつまみ
卵白 ・ 1/2個
山の芋粉 ・ 小2
片栗粉 ・ 小2
昆布パウダー ・ 大1
酒 ・ 小1
三つ葉 ・ 適量
だし汁 ・ 適量
ゆず ・ 適量
< 揚げにんにく>
にんにく ・ 1~2個
サラダ油 ・ 適量
< 海老しんじょうを茹でるとき>
だし汁 ・ 800cc
< あん>
だし汁 ・ 400cc
みりん ・ 大1
淡口醤油 ・ 大さじ1
塩 ・ ふたつまみ
水溶き片栗粉 ・ 大2
作 り 方
1.にんにくの皮を剥いて小分けして、にんにくをサラダ油で素揚げします。
2.三つ葉を8センチ程度に切って、だし汁で軽く茹でて、ゆずの皮を切っておきます。
3.海老の殻をむいて背中を開いて背わたを取り除きます。
4.海老をボウルに入れ、塩と酒を加え、しっかりもみ洗いした後、水でよく洗い、キッチンペーパーで水分を拭き取ります。
5.海老を粗めに切った後、細かくするためにひっくり返しながら包丁でたたきます。
6.(5)の2/3を海老をすり鉢に移し、塩を加え、粘りが出てくるまですります。このとき海老の食感を残すために、1/3は(5)の状態でおいておきます。
7.(6)に白身のすり身を加え、滑らかになるまですり混ぜます。
8.ボウルに山の芋粉、片栗粉、昆布パウダー、酒を入れ、だまにならないよう混ぜます。
9.(7)に、卵白を数回に分けて加え、混ぜ合わせます。
10.(9)に(8)を少しずつ加えて混ぜ合わせます。
11.(10)をボウルに移してラップをかけ、冷蔵庫で約20分休ませます。
12.酒と水を合わせたもので手をぬらして、冷蔵庫で寝かせた生地を大きめの団子状に成形して、真ん中に揚げにんにくを2個入れます。
13.鍋で沸騰しない程度に温めただし汁に団子状にした海老しんじょうを入れ、沸騰させずに約8分湯がいた後、ざるにあげて汁けを切っておきます、。
14.鍋にだし汁、みりん、淡口醤油、塩を入れ、水溶き片栗粉を加えてとろみをつけます。
15.海老しんじょうを器に盛り、器の外皮からそっとあんをかけ、三つ葉、ゆずを飾って出来上がりです。