鶏肉のつくね蓮根とくわいの含め煮
2018年01月の会席料理レシピ
旬の食材を使った、すぐ役立つにんにくの簡単レシピを掲載。
鶏肉のつくね蓮根とくわいの含め煮
今回「鶏肉のつくね蓮根とくわいの含め煮」を1つのお椀に盛り付けました。
「鶏肉のつくね蓮根」は、簡単に蓮根に挟むのではなく、蓮根の穴に鶏肉のつくねを入れて天ぷらにする、ちょっと手間のかかる調理法にしました。お正月や来客用の料理でしょうか・・・
鶏肉のつくねの材料と分量ですが、蓮根の穴に入れて残ったつくねは、いろいろと使い道があるので実際の使用量(1割くらい)は記載していません。
残ったつくねは、焼いて食べたり、揚げて食べたりお好きな食べ方でお召し上がりください。
そして、くわいですが・・・
こちらは今回にんにくなど入れず、純粋に含め煮にしました。
・・・というのも私は小さい頃くわいが苦手で、くわいの茎を私が、実の方をすぐ下の弟で食べ分けしていました。
今回そんな昔の思い出を解消しようと苦手な私にも食べられる「くわいの含め煮」を作りました。
決め手は追いカツオと出来上がったら火から下ろし冷まし、一晩おき、もう一度煮込むと実にしっかり味が含んで美味しく仕上がります。
料理本によっては、茎は半分くらいに落としてあるものがあります。
茎が好きなので茎は残して調理しています。
子どもの頃、正月料理の手伝いでくわいの皮むきをさせられたことを思い出します。
茎が好きなので茎は落とさないように一層懸命剥いていました。
茎の周りに軽く刃を入れておいたら・・・ってことを知らなかった時です。
———*———*———*
食後には梅こぶ茶をお召し上がりになるとにんにくのニオイは気になりません。
またはわさびをお召し上がりになると同じくニオイは気になりません。胃の中でストップしてくれている感じです。
知らない間に食べて、元気になる「美味しい料理」、いかがですか?
材 料
《 鶏肉のつくね蓮根 》
蓮根 ・ 2個
片栗粉 ・ 適量
《 鶏肉のつくね 》
鶏ミンチ ・ 300g
白ネギ ・ 10cm
揚げにんにく ・ 5粒
塩 ・ 小1/2
酒 ・ 大1
卵 ・ 1個
生姜の搾り汁 ・ 少々
淡口醤油 ・ 小1
片栗粉 ・ 大1
小麦粉 ・ 適量
水 ・ 適量
サラダ油 ・ 適量
くわい ・ 10個
くちなしの実 ・ 4個
だし汁 ・ 2C
砂糖 ・ 大3
塩 ・ 小1/3
淡口醤油 ・ 大1・1/2
かつおぶし ・ 5g
さやいんげん ・ 10本
だし汁 ・ 1C
みりん ・ 25cc
塩 ・ 小1/4
淡口醤油 ・ 10cc
作 り 方
《 鶏肉のつくね蓮根 》
1.にんにくの皮を剥いて小分けして、にんにくをサラダ油で素揚げをして、5粒みじん切りにしておきます。
2.蓮根の皮を剥き、水にさらしてアクを抜き、蓮根を半分に切って蒸します。
3.《 鶏肉のつくね 》の材料、鶏ミンチ、みじん切りにした白ネギ、塩、酒、卵、生姜の搾り汁、淡口醤油、片栗粉を入れて混ぜ合わせます。
4.(2)の蒸しあがった蓮根の穴に片栗粉で打ち粉をして、菜箸で(3)を詰めます。
5.蓮根の表面に小麦粉を水で溶いたものをつけて、160℃の油で揚げ、3等分くらいに切り分けます。
残ったつくねは、焼いて食べたり、揚げて食べたりお好きな食べ方でお召し上がりください。
《 くわいの含め煮 》
1.カッターナイフ等でくわいの茎の周りに軽く刃を入れておきます。
2.くわいの皮を底を切り落とし、底の部分から上の芽に向かって皮を剥いていきます。
3.(2)を水に浸してアクを抜きます。
4.鍋に水、くちなしの実を潰して入れ、あく抜きしたくわい(3)を入れて、弱火で15分程度茹でて、水にさらして水気を切ります。
5.鍋にだし汁と(4)のくわいを入れて中火にかけ、沸騰した砂糖を加えて弱火で約20分、塩・薄口醤油・かつおぶしをお茶パックに入れて更に15分煮てそのまま冷まします。冷めたら一晩おき、翌日火を入れもう一度煮含めます。
《 さやいんげんの含め煮 》
1.さやいんげんはすじを除き、塩ゆでしてザルにあげます。
2.鍋につけ汁のだし汁、みりん、塩、淡口醤油を入れて煮立て冷まします。
3.(2)に(1)のさやいんげんをつけます。
◎器に《 鶏肉のつくね蓮根 》《 くわいの含め煮 》《 さやいんげんの含め煮 》を盛り付けて出来上がりです。